皆さんはデリバリーヘルス開業というキーワードで『小資本、200万円で開業できる』とか、『本業のサイドビジネスに最適』などと謳ったネット広告など見たことがおありでしょうか？

風俗店グループがFC店を募集したり、開業サポートと称して料金を請求したりする場合に多く見かけられることと思います。

これは本当でしょうか？・・・否！この業界はそんなに簡単ではありません。




このデリバリーヘルスという業種は毎年多数の新店がオープンしますが、開業一年以内にその9割以上のお店が閉店しているのです。

3年生存率で言うと、5％にも満たないかもしれません！

どのような業界も、小資本が大資本に勝つことなんて生半可なことではないのです。

まして、ノウハウのない素人が簡単に手を出せる商売でもないのです。

どのお店もやることは一緒です。

オフィシャルサイトを作り、宣伝広告を打ち、女の子やスタッフの求人をかける。

しかし、その過程において資本力や、資本の掛け方などが問われてくるのです。

風俗業界はその特殊な性質上、宣伝や求人をかける媒体が限られてきます。

従って、欠かせない広告媒体の掲載料金はどの業種よりも高く設定されていて、当子猫グループなどは「どこの大企業だ？」というくらい広告宣伝費をかけています。

また、事務所一つ構えるのにも苦労する場合が少なくありません。

テナントオーナーに使用承諾書を書いてもらい、管轄の警察署に届けなければならないのです。

だから、隠れてひっそりと営業するというわけにもいかないのです。

大抵のビルオーナーは持ち物件にデリヘルの事務所など入れたくはないのです。

従って、貸してくれる物件をやっと見つけても家賃は必然的に高めになり、使用承諾書を書いてもらうのにもある程度の礼金が必要になるのが常なのです。

子猫グループの場合は6階建て自社ビルのワンフロアに事務所を構えているので、その心配はありませんが、普通のデリヘルはマンションのワンルームなどで開業する場合が殆どです。

後の展開を睨んでいれば、マンションの一室などで営業するのは「女の子はいらない」と言っているようなものなのですが、現実問題大抵の新店はそのような小スペースで営業を開始するのです。

これでは、失敗するために開業するようなものと言っても過言ではないでしょう。